海外情報誌_ARDEC

マラウイ Photo : 佐藤浩治/JICA
(マラウイ Photo : 佐藤浩治/JICA)


海外情報誌 “ARDEC”について
 本誌は農業農村開発に関する世界の新しい情報を読者に提供し、海外協力への理解を深めていただくために、平成6年度から1年に3回、平成17年度から2回発行しているものです。
 ARDEC(アルデック)とは、本誌の発行所である財団法人日本水土総合研究所(The Japanese Institute of Irrigation and Drainage : JIID)海外農業農村開発技術センター(Overseas Agricultural and Rural Development Center)の略称ですが、農業土木技術者全体の情報誌として位置づけていることから、農林水産省、国際協力機構、国際農林水産業研究センター、農業農村工学会、海外農業開発コンサルタンツ協会のご協力により編集を進めております。

トルコ Photo:沼田早苗/JICA
トルコ
Photo:沼田早苗/JICA
 東京工業大学 大学院社会理工学研究科
 教授 桑子敏雄

 人間は、だれもがこの地球の上で、ある時点に、その生を与えられる。そして、与えられた生を持続させ、さらに生を豊かにするために、いろいろな行為を選択してゆく。与えられたもの、所与としての生と行為の選択とは、人生を構成する二本の柱である。ただ、所与と選択によって人生のすべてが決まるかというとそうではない。地球の表面の空間は広大に広がり、また、与えられる時間も切れ目なく流れてゆくので、わたしたちは、「遭遇」という、人間存在にとって根源的な領域の存在に気づくのである。
 生涯の友に出会うのも遭遇であり、またよき伴侶に巡り会うのも遭遇である。出会い、巡り会い、邂逅(かいこう)といった表現で、わたしたちは遭遇を理解する。わたしたちは、遭遇が「有り難い」ものであれば、その幸運な遭遇を生かし、人生を豊かにしてゆく。たしかに、遭遇は人生を僥倖(ぎょうこう)で彩ることもある。しかし、ときに遭遇は、「有り難くない」ものであることもある。遭遇は、人間に不条理な相貌(そうぼう)で襲いかかる。

ギニア Photo:坂本達/JICA
ギニア
Photo:坂本達/JICA

大規模災害からの農業農村の復興

 東京大学 大学院農学生命科学研究科
 教授 宮崎 毅
 独立行政法人 国際農林水産業研究センター
 農村開発領域 主任研究員 奥田幸夫
 独立行政法人 農研機構 農村工学研究所
 施設工学研究領域長 毛利栄征
 国連食糧農業機関(FAO)アジア太平洋事務所
 チーフ・テクニカル・アドバイザー 小林 誠
海外および国内の農業・農村に関連する、新しい視点や情報をお届けします。
ブータン Photo:関健作/JICA
ブータン
Photo:関健作/JICA
HEAVY RAINFALL
 気象庁気象研究所 気候研究部長 鬼頭昭雄
FOOD SECURITY
 石川県立大学 教授 辻井 博
WATER CHARGE
 中村・水と農研究所 代表 中村良太
WATER PURIFICATION
 岐阜県立恵那農業高等学校 教諭 森本達雄
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