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(モンゴル)

海外情報誌“ARDEC”について
 本誌は農業農村開発に関する世界の新しい情報を読者に提供し、海外協力への理解を深めていただくために、平成6年度から1年に3回発行しているものです。
 ARDEC(アルデック)とは、本誌の発行所である海外農業農村開発技術センター(Overseas Agricultural and Rural Development Center)の略称ですが、農業土木技術者全体の情報誌として位置づけていることから、農林水産省、国際協力機構、緑資源機構、農業土木学会、海外農業開発コンサルタンツ協会のご協力により編集を進めております。



(C)緑資源機構 中国(クリックで拡大します)
(中国)

援助で変質するアフリカ農業

北海道大学 公共政策大学院 教授
前駐ザンビア大使 石 弘之

 2002年8月から03年はじめにかけて、干ばつと洪水に見舞われ、主食のトウモロコシが凶作となって南部アメリカ6カ国で、1500万に近い人々が食糧不足に陥った。米国は世界食糧計画を通じて、約10万トンのトウモロコシの緊急援助を約束した。
 1000万人の人口のうち240万人分の食糧が不足したザンビアにも、援助が届いた。ところが、配布された米国産トウモロコシの約40%に遺伝子組み換え種が混ざっていた。ザンビア政府は「健康被害や在来種との交配、生態系への影響が予知できない」として、受け入れを拒否した。

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(ボリビア)

開発NGO

NGO:Non-Governmental Organizationの略。民間人や民間の団体が作る非政府組織。

JICAとNGOの連携

国際協力機構
農村開発部 管理チーム長 森田隆博
      課題アドバイザー 西牧隆壯

オイスカの農村開発の
戦略・実践事例と今後の展開

農財団法人オイスカ  広報部 菅 文彦 

灌漑農業開発におけるNGOの役割

日本工営株式会社 理事 佐藤周一

「次世代のために」
始めなければ、始まらない

水と緑と大地の会 事務局長
近畿大学 農学部 教授 八丁信正


世界の協力機関が取り組んでいる課題や新しい技術についての、最新情報をお届けします。

(C)JICA 東チモール
(東チモール)

COOPERATION PERSPECTIVE

灌漑維持管理改善における
行政の責任と農民の力

JICA専門家 小國和子

PEOPLES' LIFE

「おっかなびっくり」で始まった有機部会
「作る人」と「食べる人」の
人間交流クラブ

農業ジャーナリスト 榊田みどり

NEW WAVE

無農薬の米作りを通じた交流
ネパール・ズビン村のブーメラン

NIJI(虹)AS代表
山形県曹洞宗池福寺 住職 宇野全匡

編集後記