「水土の知」を語る VOL.4 (平成15年3月発行)
【物質循環を考える−その2】農村地域における物質循環の諸知見


《目 次》

 第1章 はじめに
  1.1 背景
  1.2 本書の構成

 第2章 農地還元から見た有機性資源の循環利用の課題
     講演:(独)農業環技術研究所 化学環境部
        栄養塩類研究グループ長 上沢 正志
  2.1 ダイオキシン排出の対策
  2.2 モニタリングと管理システム
  2.3 環境基準と容量
  2.4 水田・畑の水管理と制御
  2.5 今後の課題
  2.6 質疑応答

 第3章 家畜ふん堆肥利用の基礎
     講演:(独)農業技術研究機構 中央農業総合研究センター
        土壌肥料部 資材利用研究室長 木村 武
  3.1 堆肥の基礎知識
  3.2 堆肥の機能と施用効果
  3.3 未熟堆肥の過剰施用による影響
  3.4 家畜ふん堆肥の成分的な特徴
  3.5 環境保全に配慮した養分管理の重要性
  3.6 家畜ふん堆肥の環境保全的施用量の考え方
  3.7 環境保全に配慮した家畜ふん堆肥の利用技術
  3.8 質疑応答

 第4章 環境保全型農業の現状と有機物循環
     講演:東京大学 名誉教授 熊澤 喜久雄
  4.1 はじめに
  4.2 環境保全型農業と現状
  4.3 有機性資源の状況と課題
  4.4 環境保全型農業の確立に向けて
  4.5 質疑応答

 第5章 農業から見た堆肥利用の条件
     講演:(財)農業技術協会 参与 伊達 昇
  5.1 関係者間のイメージギャップ
  5.2 堆肥利用の現場でのギャップ
  5.3 堆肥利用の現状と環境保全
  5.4 おわりに
  5.5 参考資料
  5.6 質疑応答

 第6章 北海道における資源循環プロジェクトについて 
     講演:(独)北海道開発土木研究所 農業開発部
        土壌保全研究室 石渡 輝夫
  6.1 酪農の発展とふん尿の課題
  6.2 資源循環とバイオガスプラント
  6.3 積雪寒冷地におけるプロジェクトの概要
  6.4 エネルギーの発生と収支
  6.5 窒素を中心とした施肥設計と循環
  6.6 今後の課題
  6.7 質疑応答

 第7章 循環型社会構築のための機能コンポストの研究
     講演:京都大学大学院 農学研究科地域環境科学専攻
        教授 梅田 幹雄
  7.1 はじめに
  7.2 硝酸態窒素の問題
  7.3 食料・エネルギーとしての窒素
  7.4 精密農業とは
  7.5 精密農業と肥料の利用
  7.6 精密農業の田畑輪換と環境保全
  7.7 新しいコンポストシステムに向けて
  7.8 質疑応答
  
   ※ 講演者の役職は平成14年4月当時のもの