1.農民参加型水管理(PIM)の推進
かんがい用水の効率的な利用は、かんがい施設の末端までその機能が発揮することで実現するものであることから、受益者でありかつ末端施設の維持管理・水管理を担うべき主体である農家を意思決定に参加させ、自発的に管理の改善に取り組むようにさせることが必要であり、PIMを地域の状況に応じて推進することが必要と再認識した。
2.農民参加型水管理の社会的意義
PIMの取組みが単にかんがい施設の適切な維持管理とかんがい用水の効率的な利用という、かんがいの直接的目標に資するだけでなく、人々の認識を深め、意識や行動を変える人々の能力開発という社会的意義について注目することが必要である。
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3.WWF7に向けて
本ワークショップや先般日本で開催された北海道ワークショップのように、水管理の関係者の幅広い参加を得て、PIMについての経験や情報を交換し、各国で共有するための取組みを歓迎し、今後、次期韓国総会時をはじめとして、ICIDやICID加盟国でこのような取組みが積極的に実施されることを期待する。 PIMの推進は、技術的および社会的な側面からの、世界の水問題解決に対するかんがい分野の積極的な貢献が期待できる取組みとして、ICIDからWWF7へ積極的にインプットすることを期待する。
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